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いったりきたりの話

ぬるっとした文章と写真を上げます 

動物になった気分で

 ふらふら散歩をしているとたまに、動物になったような気がしてくる。人間の生活や、街の様子を、草や木の陰から伺うようなかっこうで、物を見ているときがある。まあ、そんなに意識的ではなくても、後から写真を見返すとそんな感じになっていることが多い。

 

 

 

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崖の上からの見晴がよい

 

 

 普通の地方都市なら、その市街や周辺の住宅地はささやかなものだから、少し遠くに行けば森や林があって、その木々の隙間から遠くに建物が見えるだろう。林の間から見た、その遠くにぼんやりとある建物に、何人もの人が生活していると思うと、奇妙な話だと感じる。

 

 

 

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近所の森の中からの風景

 

 

 また、それなりに大きな都市でも、川が流れている場合、その流路はたいてい窪んでいるから、風景から隔絶されて、都市の中にいながら動物の気分を味わう事ができる。草木も伸び放題の事が多いから、ちょっとしたジャングルに来たような気分に浸れる。

 

 

 

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これでも新幹線の駅の300m程南側だ

 

 

 旅の醍醐味の一つに、異なる文化や風俗に触れることで、自分の普段の生活を相対的にとらえられるようになる、というものがあるが、動物の気分になれば、人間の生活を相対的にとらえられるようになる。いわば人間から動物に旅をすることができる訳だ。近所を散歩するだけで大旅行をしたのと同じ効果を得られるのだ。地方都市に住んでいてよかったと思う事は何度かあるが、これはそのうちの一つである。

 

 

 

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夕方にはよい景色が拝める

 

 

 

 

おまけ

 動物の気分になれるような場所には、もちろん本物の動物も生活している。これは十分注意しなければならない。特にツキノワグマやシカの類には気を付けよう。標高の低い所でも、川伝いに降りてきていることがある。

 

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年老いたカモシカを見つけた、墓場も動物スポットだと思う