かっこう
3時くらいに目が覚めて、ぼんやりしていると、まだ暗い中からかっこう
の鳴き声がして驚く。
panpanya 「新しい世界」
突然ですが漫画の感想です。
意味不明なものの持っている豊かさを考える。
生活の中でふと現れる意味不明なものを、面白いと感じる。
特にそのものが存在する理由を突き止めたりするわけではないが、
寝る前などにうっすら思い出してみたりする。
「新しい世界」の中にも意味不明なものがたくさん登場する。
新物館の中には未来世界の物として、様々な謎なものが展示してある。
謎なものを見るたびに、音声案内が微妙に納得できるような、
しかし、いまだに不明な所が残る説明をしてくれる。
謎なものの言葉につくせない、どんなに説明してもこぼれてしまう部分
が感じられて、楽しくなってしまう。主人公がその説明で
感心しているのもかわいい。
しかし謎なものに対して感じる楽しさは非常にもろい。
一時の感情を保持し続けるのは難しいし、言葉にならないものを覚えておく
のはほぼできない。だからやがて忘れてしまう。
わすれてしまうと、確かに楽しかったのに、今はもうそうではない、という、
やるせなさ、でも楽しかったな、というような複雑な気分になる。
「新しい世界」の最後でもその複雑な気持ちに、主人公がなっているのでは
と感じる。発表を終えた後の主人公のモノローグがしみる。
「こうして、私の発表などなかったかのように、
最新の日々は過ぎていったのです。」
絵も、このような気持ちを形作っている。
日常の空間は詳細に描写されない。そこにある物はお互いになじみあっていて、
その空間を構成する部品のように描かれて見える。
「足摺り水族館」p61
「足摺り水族館」p101
それに対して謎なものは空間中で浮かび上がって見える。
質感とその形が詳細に描写され、確かに変なものがある、という事が分かる。
よくわからないものをじっくりとみて、観察し、その物を把握しようという
意識が表現されているようだ。
「足摺り水族館」p71
「足摺り水族館」p71
やるせないような、複雑な気分をのこす、好きな漫画です。
著者名 panpanya
題名「新しい世界」
初出 同人誌「蝉の唐揚げ」 2009年
収録単行本「足摺り水族館」
日が長くて楽しい
日が長いと散歩がはかどって楽しい。
The Act of Killing を観た
白む
このころは埃がおおく、それが日光に当たって風景が白む。
最終的に庭でビールを飲んだ一日
麦畑の中にはケシやヤグルマソウが生えていることが多い
植物が爆発的に増える季節になった
ゴミ置き場
かわっぺりの荒地
川のすぐ横にたくさん咲いていた花
野生化したミント
川沿いはゴミが多い
新興住宅地
柔らかそうな葉っぱ
家の基礎
謎ののぼり。読んでみるとうわごとみたいなことが書いてあった
いつのまにかコンビニ
立派な欅だ
木陰から常念岳を覘く
鳥
鳥の巣
軽トラににらまれる
すれ違いが大変
午前の部終わり
ここから午後の部
水草と引っかかった蛇
わさび製造工場
でかい
ゴミ処理場と四つの河川の合流地点
川はすぐ際まで行くとかなり大きく感じます
カエル。方言で言うところのドンビキ
ちょっと休憩。トクサ。これで爪を研いだ。
植物の暴走
河川敷に集積される薪
風見鶏的な花
樹木のトンネル
山際の田んぼの際をかすめて
川に出て魚を見る
その反対側
トビ
交差点。横が崖
道を教えてくれておじいさん
国道沿いの風景
養魚場
ケシの花
この写真でSDカードが満タンに。
沢山運動した後は、ビールがとてもおいしいです。
ありがとうございました。
季節に置いて行かれる
抑圧を感じ、ふさぎ込んでいる間に夏になってしまった。
花が盛りで、鳥がたくさん飛び、子育てをしている。
季節の変化は、身の回りの細かい要素の連続した変化によって成り立っている。
ふさぎ込んでいると、自分の回りの、必要な事以外はどうでもよくなってしまって、
小さい変化を無視してしまう。無視をしている間にそれが積み重なって、風景がガラッと変わっていて驚く。
細かいところを無視してしまうと、本当に何もなくなってしまうので、それが悲しい。