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いったりきたりの話

ぬるっとした文章と写真を上げます 

久しぶりに暗室

 

 

 久しぶりに白黒写真をとっている。幾つかのブログを眺めているうちに、

しばらくぶりにやってみるか、という気分になったからだ。

やっているうちに、幾つか感じたことがあったので書きます。

 

 

 

・成長


 5年ぶりくらいに撮影、現像、引き伸ばしと一通りやってみて、

失敗した部分の解決法を論理的に考えられるようになっていて驚いた。


 さらに詳しくいうと、一連のプロセスを「確からしいこと」と、

「現時点では、考えただけのこと」に分離し、

考えただけのことを証明するための実験を行って、

「確からしいこと」の数を増やすことで成功率を上げる、

という考え方ができるようになった。

 

 一番原因の特定に苦労したのは、フィルム上に正規的に分布する小さい円形の現像ムラだ。

 

 結論としては、予備水洗で付いた気泡が現像液を押しのけたせいで、ムラが生じたと考えられる。

これは一日ほど汲み置きした水道水で予備水洗を行うことで防止できる。

 

このようなムラは撹拌のムラではなくて、

薬品に触れているときにフィルム上に存在する気泡が原因だと当たりをつけた。

つけたはいいが、いつ気泡がつくのかが分からない。

薬品の注入の仕方を工夫したり、撹拌を工夫したりしたが、

なかなか解決しなかった。しかし、フィルムを水洗しているときに、

水道水から遊離した気泡がフィルムの表面についているのを見て、

予備水洗で気泡がついているのではと気が付いて、テストしてみた。

テストフィルムを巻いた状態で、いつもしていたようにタンクに水道水を

注入してフィルムを引き上げてみると、細かな気泡がついていた。

炭酸水にプラスチックの箸を浸してから引き揚げてみればわかるが、

表面についた気泡は空気中に出してもなかなか壊れない。

 

 

 

・白黒写真の意義


 他の人がどうか分らないが、私は両目で見える色が僅かに異なる。

夕暮れのときや、疲れているときにはっきりわかるのだが、左目の方が僅かに寒色にふれる。

 

 ヒトの1個体のなかでも、眼で感じる色が異なるという事は、

もしかしたら個体間でも色の見え方が異なるのかもしれない。

 また、育つ中ではぐくまれる、色に対する固有の感覚も存在するかもしれない。

 

 このような色が持つ、感覚に対する多様性が、伝わりやすさを阻害することはないだろうか。

 

 白黒写真は基本となる色が2色しかないので、

ヒトの間での感じ方のズレの影響を受けにくいとは言えないだろうか。

白黒写真をうまく使うことで誤って伝わりにくい写真を撮れるような気がする。

 

 これが現時点で私が考えている白黒写真の意義である。

 

 

 

終わり

 

 


 現在プリントの複写をデジカメで行っています。一通り終わったら、
ブログに掲載する予定です。しばしお待ちください。

 

 

 

おまけ 

 

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写真を干している様子

 

 

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暗室の様子’(元は押入れなので、狭いしホコリがすごい!)