郡山の街
郡山についたときは、すでに真っ暗で、立派な駅舎からまっすぐ東に延びる道を延々と歩いて宿に行った。翌日、早起きをして、郡山の住宅街を散歩した。なぜか池が多いのが印象的で、その池の周りに幾つかの公園があった。
通りから一本となりの通りは、結構古い様子だった
まだ時間が早く、道にはほとんど人がいなかった。雨も降っていた。雨の日は一日の内に日光による時間の変化の様子が分からないので、写真映えしないな、などと考えながら歩いた。
養殖小屋
しばらくして池のほとりに付き、ぼんやりと眺めていると、カモがよってきた。住人が餌付けをしているのだろうか。その池の、前の道を挟んで向こう側にもう一つ池があり、そこでは鯉が養殖されていた。写真を撮ろうとすると、大きな鱗を反射させながら池の底に潜って行ってしまったのを覚えている。
寄ってきたカモ。画面奧の方からまだやってくる
公園のあちこちには、除染済みの立て看板が立っていた。ごく普通の住宅街の日常を食い破り、放射性物質という目に見えない危険が立ち上がってきて、不気味だった。
そのあとはどんどん歩いて、線路を渡り、駅の反対側のあまり栄えていない方を一通り回って、駅に向かった。改札口の前の駅そばでわかめそばを食べた。まだ時間があったので駅の二階に上ると、そこにも駅そばがあり、めかぶそばが売られていた。これには参った。めかぶそばリベンジを心に誓ったのだった。
散歩している人をちらほら見かけた
高架の上
つづく
おまけ
磐越西線の車内
写真を撮っている人を見ると、どうしてもその人を写真に撮りたくなってしまう。