大洗に行った話
8月の末に、18切符を利用して旅行をした。今まで行ったことのなかった北関東、東北南部、新潟市を回ってきた。一日目は水戸まで行き、その次の日に大洗まで行った。
大洗駅で降りると、駅前は特に何もなかった。そこで、とりあえず駅前の道を南に進むと、遠くの方に丘が見えてきたので、そこを目指すことにした。しとしとと雨が降っていて、なかなか憂鬱な天気だったのを覚えている。
丘にしばらく近づいたところ
大洗は海と丘が近いのが印象的で、さらに丘に生えている植物は、みな葉っぱがつやつやした、熱帯に生えている植物に似ているのが目についた。丘に近づいて驚いたのは、丘の高さの半分くらいまでが、実は木の高さだったことだ。風が吹くと今まで丘の地面だと思っていたところから、光が透けて見えた。
山際の道は、樹木が覆いかぶさって、トンネルのようになっていた
植物に勢いがあって、おそらく空地や庭を少しほっておくだけで、すぐに藪になってしまうだろう。また、畑が多くて、サツマイモが植わっていたのを覚えている。
白い幹がきれいだった
しばらく丘の上の道を進んで、そこから海岸線に出ようと思った。丘を下る道は、木々の中を抜けていく道だった。
暗い
海岸線に出ると、夏の終わりなので海水浴客もおらず、海の家も解体作業に入っていて、風に吹かれた砂が流れているだけだった。
サーファーと鳥がたくさんいたのを覚えている。
つづく